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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「職業としての小説家」感想

小説家という職業について、村上春樹さんが持っている感覚や考え方がまとめられた一冊でした。

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小説家といった枠組みの中だけでなく、生きていく上での考え方としても勉強になりました。小説家以外の違う業界の仕事にも十分に応用できる内容になっていると思います。

特に大衆に染まらない独自性を持ったタイプの人にとって、どのように自分を表現していくのか、どのように世の中と関わっていくのか、を考えさせられると思います。

 

本文の内容に、小説家という人種をひとくくりに考られるものではない、これは極めて個人的なもの、といった内容の説明がありました。

確かにその通りの内容だったと思いますし、そうでなければならないとも思いました。

小説を書くという仕事は、自分の内面を掘り下げることが必要で誰かと一緒にやるものではないというのとなので、小説家とは=村上春樹とは、という図式になります。簡単に言うと、村上春樹さんについての本だと思います。

 

世間一般的に見ると小説家は、授賞式でやる気なかったり変わった人が多いもいうイメージから、一括りのものに見えるかもしれないけれど、一人ひとりの個性があるからこそ作品が出来上がるところに面白さがあるように思いました。

 

自分が気持ちよく書くことが大事という内容がありました。確かに楽しんで書いている人の作品には、人を楽しませる何かがあるように思います。嫌々で形式的に書いたものは、人の心を動かすものにはならないでしょう。純粋な気持ちでやるのが一番なのですね。これは小説だけでなく何でも同じような気がします。

 

個人的には、自分が感じていることを共感できた本だったので爽快な気分になってしまい、読みながら笑ってしまいました。また、学べることが多い一冊でした。自分なりのスタイルを確立できるような人になっていきたいですね。

 

職業としての小説家 (新潮文庫)