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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「学力の経済学」を読んでみた

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教育書として売れているようなので読んでみました。

著者の方が教育経済学者ということで、統計に基づいた科学的根拠から教育について解き明かしていくというものでした。根拠がしっかりしているので信憑性があるように思います。読んでいて納得したポイントがいくつかあったので書いていきます。

・まずインプットにご褒美を与えると良いとありました。結果よりもとりあえずやればいいんでしょという悪知恵が働きそうな気がしましたが、それよりもまず継続することが大切という意味で効果的だと思いました。また、アウトプットにご褒美を与えるには勉強のやり方を学ぶ必要があるというのも、確かにその通りだと思います。これはある程度大きくなってから、自分で考えて動く必要がある年齢になってからということでしょうか。

・周りの学力が高いと自分も高くなる とありました。自分にも経験がありますが、周りの友達ができる人だとそれに合わせたくなるし、できない人が多いと一人だけ良い点をとると仲間はずれになる原因になります。悪友は貧乏神と書いてありますが、そういうことだと思います。そういうときは引っ越した方がいいのですね。そこに住んでいては育つものも育たない、どれだけ潜在能力があってもやらないとできるようにならないということでしょうか。

・収益率が高い教育は、学校に行く前の幼児教育とありました。どういう親のもとでどう育ったかが大きいということですか。三つ子の魂百までですね。小さいころの環境がその後の人生に大きく左右するのは間違いないですが、生まれてくるところを選べる人はいないですし、子どもとしては仕方ないですね。親もできるだけのことしかできないのも現実です。なんとも言えない。

・いい先生に出会えるかどうかも大事とあります。給与を上げるだけでは教員の質は上がらないともあります。こればかりは運でしょうか。誰にでも教えないといけない義務教育の現場に、突き抜けた聖人君子のような人生経験豊富で悟りの境地にいるような人はまずいないと思います。しょうがないですか。

 

結局は、目先のノウハウよりももっと大きな観点から見て、どういう人に出会うか、どういう環境にあるか、ですね。しかも小さいころの教育が大きいとまでなると、もうどうしようもないですね。自分の与えられた環境で最善を尽くすのが人の道というものでしょうか。

「学力」の経済学