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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ」を読んでみた

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軍事戦略の名著である『孫子』とクラウゼウィッツの『戦争論』を比較分析することで、学ぶべきことを整理した本です。

考え方として両者は補完関係にあるようです。研究のスタイルや言い方は違うけれど根本的には同じようなことを言っている面があります。違う部分があるのは、その時々によって状況が違うのでこれといった必勝法はないということだと思います。読んでみると、何が違って何が同じなのか整理できるはずです。

〇ざっくりした比較の整理

「孫子」→結論だけ書いてあるものなので短い。外交論も言及。君主の立場で書かれている。将軍と君主は別のものとして考える。騙し合いの詭道。打算。

「戦争論」→考えながら理解していくものなので長い。外交が失敗している前提なのであまり触れていない。将軍の立場で書かれている。将軍=君主であった方が良い。正攻法の王道。勇敢。

〇共通している部分の抜粋

・戦争は政治の手段である。
政治があって戦争があるということ。状況によっては君主の命令を無視しても勝った方がいい。→これは生死に関わる戦争だからであってサラリーマンがこれをやる必要はないと思う。

・戦争の合理的見積りは難しい。
複雑に条件が絡み合うものだから、めちゃくちゃ難しい数学の問題を解くような天才的な感覚が必要。

・長引かせると良くない。
やるなら一気に短期間に終わらせる。長引きそうでメリットが少なくなりそうなら早く撤退する。

米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ