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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「マインド・コントロール」を読んでみた

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古くから暗示や催眠術として存在したマインド・コントロール。その後、心理療法として発展し、ソ連やアメリカにおいては、行動を直接コントロールする「洗脳」技術が国家レベルで研究された。現代ではあらゆる組織、家庭の中ですら、技術の応用が見られる。
心の崩壊と戦う現役の精神科医が、マインド・コントロールする側の特性、されやすい人のタイプ、その歴史、原理と応用など、「騙されたと気付かれずに騙す技術」のすべてを解説する。

人と関わって生きていく中で避けては通れない、自立と依存、という心理的問題について提言した一冊。作家で元外務省主任分析官である佐藤優さんの推薦本。

マインドコントロールは、人が集団で生きていく上で誰もが少なからず経験することだと思います。家庭、学校、部活、サークル、企業、など、自分にも当てはまるところがあります。特に家庭は一番大きく影響するものではないでしょうか。

一番の問題はマインドコントロールをする側の気持ちの問題で、善行で行えば良い社会になるということ。洗脳やマインドコントロールと言えば言葉に悪いイメージがありますが、本来は人が動くエネルギーになることを考えたものなので使い方次第だと思います。良い企業や強いスポーツチームなどは少なからずカルト要素があると思います。ですが善い使われ方ばかりではなく悪い使われ方をしてしまうことも歴史を見ると明らかであり、使う側も人間ということで精神的に弱い一面があるということでしょう。

この本を読むことで、悪い人から自分や家族の身を守ることにもつながるでしょうし、人に元気や自信を与えて信頼関係を築くこともできるきっかけになると思います。

マインド・コントロール 増補改訂版 (文春新書)