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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「経済特区自由村」感想

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養鶏場を経営するも、借金まみれ。あげくに追加の設備投資を勧める営業マンを突き飛ばし、鈴木明男は軽トラックで逃亡した。たどり着いたのは神山田という人里離れた山村。昔からの村民、こなたばあちゃんの家で厄介になりつつ、そこで明男が目にしたのは、お金を使わず自給自足、義務や強制のない暮らしを提唱する男、民人がつくった共同体だった。彼らの目的は? 本当のエコロジーって何? 『限界集落株式会社』の著者が贈る野心作!

自然と経済の相反する価値の中で生きている私たちに、エコロジーとは何か考えさせられる一冊。 東日本大震災の原発事故の後にエコに世論が広がったこともあった中での作品だそうです。

主にカルト集団のような共同体の話でした。妙にリアルで実際にそういう若い人もいるなぁと思い返してしまいました。越えてはいけない線引きをしっかりすることが大事ですね。大人の汚い部分も存分に描かれています。

価値観に訴えるような内容だと思いました。本書は極端な例を挙げることによって考えやすくなっていました。貨幣経済が悪いとか農薬は悪とか決めつけてしまう人がいる一方で、行き過ぎた拝金主義になって大事なことを見落としている人もいると思います。間違ってはないけれどもいきすぎるとダメだということですね。まさに過ぎたるは及ばざるがごとし。