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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「一九八四年」感想

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 “ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。

 これまでに読んだ方の中でも1.2を争う名作になりました。ただ単に面白いといった感情ではなく、心の底にドシッと何かを打ち付けられるような感覚がありました。それだけ学びがある小説であったと思います。ディストピア小説ということもあってなのか終始かなり悲観的な世界観でしたが、それだけに記憶に残りやすいのかもしれません。刺激が強い書物でもあるので社会経験を積んだ人が読んだ方がいいと思います。学生にはキツいところもあるのではないでしょうか。これだけの名作を書くことができたジョージオーウェルの洞察力はすごいと思います。