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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「東のエデン」感想

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キャッチコピーは「この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語」。

2010年11月22日 月曜日、日本各地に10発のミサイルが落下した。『迂闊な月曜日』と呼ばれたこの事件は、奇跡的に1人の犠牲者も出なかったこともあり、人々は次第に危機意識を失っていった。それから3ヶ月後、11発目のミサイルが旅客機を直撃した。

始めはよくわからないけど徐々に明らかになってくるミステリー的な面白さがあった。ところどころよく分からないし無茶苦茶だなと思ったけど、その辻褄が合ってくる。先が読めなさすぎる展開を楽しめた。ヒロインが大切にされすぎていたりと男性を美化しすぎているところから考えると、女性が原作だろうと思う。

大量のニートが裸で襲来したりと若者の不満が描かれているところに、日本が抱える雇用問題に対するメッセージがあったのではと考えられる。

「例えば実力主義とか実績評価によって給与を決めると言う、自分の世代に「年功序列」「終身雇用」を無くす為に提示されたシステムだけど、これも言葉だけは良いけど、オッサン共がかなり恣意的に運用しているんだよね。例えばアメリカとかだと、基準に対してプラスもある。日本の場合基準からの減点。即ち最初に100点配られて難癖付けられて減点するシステム。昇給殆どが無くて減給しかないシステムなんだよねw 結局人件費削減のための方便にされちゃった。高給取りの椅子に座っているだけの「あがりを決め込んだオッサン」を養うために若者で焼き畑農業してるだけなんだよね」

というセリフが印象的でした。