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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「創作の極意と掟」を読んでみた

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創作歴60年の筒井康隆が満を持して執筆した、『文学部唯野教授』実践篇とも言うべき一冊。作家の書くものに必ず生じる「凄味」とは? 「色気」の漂う作品、人物、文章とは? 作家が恐れてはならない「揺蕩」とは? 「小説」という形式の中で、読者の想像力を遥かに超える数々の手法と技術を試してきた著者だからこそ書ける、21世紀の“文章読本”。創作歴60年の筒井康隆が初めて明かす、目から鱗の全く新しい小説作法!

小説作法なんかいらないと言う著者の小説作法本。小説は自由なものでいいかげんなもの(であるべき)だとして、書いている間に主人公の性格が変わっていってもいい、文学的でもエンタメでもいい、ありきたりなものでもいいし変わったものでもいい、論理性があっても支離滅裂でもいい、こだわりは作家によってさまざま推敲しまくって細部に固執しなくてもいい、などが書いてありました。結局は本人が面白がって書くことが一番良いのかもしれないです。ですが基本的なこととして、できるだけ人称を途中で変えない方がいいとかはきちんとした方が良いそうですが。最後には物語作りにおける反復の技術が細かく書かれていました。