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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

濃厚カルピスアイスバーりんご味

この前ふらっとコンビニでアイスを買おうと思い立ったので、近所のセブンイレブンに向かいました。
そこでどれを買おうか物色していたところ、ひときわ目を引く一種類のアイスがありました。
私にはそのアイスだけが冷凍スペースの中で光り輝いているように見えました。
アイスが自分を呼んでいるというか、自分がアイスに引き寄せられているというか、どっちなのかよくわからない感じです。
そのアイスは「濃厚カルピスアイスバーりんご味」という名前のものでした。
名前から考えてもすごくおいしそうな印象を受けます。
私はカルピスが好きなので、カルピスが美味しくないはずがない、不味いと思うことはないだろう、と論理的に考えたわけです。
私はそのアイスを手に取ってからレジへと向かいました。
レジではぽっちゃりぎみのおばちゃんが優しく対応してくれました。お釣りを貰うときに少しだけ手が触れました。
少し可愛く思いました。
店を出てコンビニの前で袋からアイスを取り出し、さっそく食べてみることにしました。
すると、それがすごく濃厚だったんです。
カルピスというよりも原液カルピスを贅沢にそのままちびちび舐めているような、そんな満足感がありました。
さらにその味ににりんご味が追加されていて、これがまた絶妙なハーモニーを醸し出しています。
まず私は、アイスの外殻、硬い部分から食べ始めるという小学生みたいなことをしていました。
これは私にとっては昔からの習慣であり、ルーティンみたいなものなのです。
でも、途中から溶けてきてそれが面倒になってしまい、普通に食べていきました。
アイスの根元の部分には甘い液が溜まっていて、ちょうど溶けてきた外殻部分と、底の比較的かたい部分ともに、最後は口に放り込みました。
食べ終わるときには、私はかなりの満足感に浸っていました。
わずか百円でここまで楽しめるとは思っていなかったのです。良い買い物をしたなと感慨深く思いました。
季節は夏に近づいてきていて、鳥や虫の鳴き声があたりに響いています。街路樹からは木漏れ日が降り注いできます。
自宅に帰ろうと私は歩き始めました。
そこでふと考えたのです。
みんなはこの「濃縮カルピスアイスバーりんご味」のことをどう思っているのだろうかと。
好きなのか嫌いなのかどう思っているのだろうか。子どもたちは好きなのか、それとも大人の方が好きなのか。売れているのかどうなのか。なんとなく気になりましたが、歩いているとすぐにどうでもよくなりました。
そして自宅へと私は帰っていきました。
おわり。