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Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「U・ボート ディレクターズ・カット」感想

「U・ボート ディレクターズ・カット」の画像検索結果

戦争に栄光なし、生存あるのみ―。1941年、ナチス占領下の港町。街の酒場はドイツ軍の兵士たちで賑わっていた。その中に、陸で最後の夜を楽しむU・ボートの乗組員たちがいた。他のドイツ兵士がヒトラーに乾杯し囃し立てる中で、彼らは愛国主義だの祖国だの信じてはいなかった。彼らは知っていた。戦争に栄光などなく、生存あるのみ、ということを―。第2次大戦を舞台にドイツ軍潜水艦の乗組員たちの行動を描く戦争人間ドラマ。

1981年に公開されたドイツの戦争映画。ドイツ人らしい寡黙で真面目な雰囲気のする内容で、かなりリアルな潜水艦の戦いが感じられました。スチームパンクみたいに動いている機関室がすごくいいです。俳優さんの雰囲気や台詞も好きな感じでした。どこかで見たことのある俳優さんが多いなと思ったら、やっぱりこの映画から出世していった人は多いそうです。個人的には聴音担当の役者さんが特に印象的でした。

やっぱりこの時代はいろんな所がアナログだったんだなあと感じました。目で見て、耳で感じて、肌で感じて、五感を駆使して、これまでの経験を持って、戦っていたんですね。一人一人の持ち場での能力が生死を分けるまさに究極のチームプレイ。

心理戦のすごい緊張感の中で、音を立てずに息を澄まして身を潜めるときの臨場感がありました。爆雷で攻撃されるときの怖さ、敵のソナー音の怖さ、もっと潜らないと逃げられない怖さ、水圧でペシャンコになるかもしれない怖さ、潜水艦で舵が壊れた時の恐ろしさ、沈み続ける怖さなどがたまりません。そりゃ震えるのも無理はないですね。後手後手に回っている中でも先手を打つ機会を伺って立ち向かおうとする姿勢は勉強になります。

相手を仕留めるのと安全に逃げきれるかどうかはまた別問題なんですね。手を動かし続けるか、もしくは死ぬか。最後まで諦めない大切さを学ばせてくれました。