読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Gokigen.com

伸びきった下着のゴムのように緩慢でくだらないブログ

「県庁おもてなし課」感想

f:id:Cp7N2Rdr:20170519171956p:plain

とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。が、吉門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐―どうすれば「お役所仕事」から抜け出して、地元に観光客を呼べるんだ!?悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する掛水とおもてなし課の、苦しくも輝かしい日々が始まった。地方と恋をカラフルに描く観光エンタテインメント。

ありふれた日常見慣れた景色でも、視点を変えればまた違うものが見えてくる。そう教えられる一冊。物語が進むにつれて成長していく主人公の姿を見ていると元気付けられます。

地方創生のビジネス書としても活用できると思いました。実際に取材されて書かかれているので一例がこの本の中にあります。

アルバイトの女の子が実はめっちゃ仕事できる人でした。これは民間の大企業でも派遣の女の子が正社員よりも頭が切れる人だったパターンと同じでしょうか。

恋愛の駆け引きが真っ直ぐな恋愛でした。徐々に仲良くなって嫉妬しながら意識していくのがいいですね。加えてそこに家族愛があり地元愛があります。そしていちゃいちゃに心温かくなりました。途中から少し腹が立つくらいにいちゃいちゃしてます。

最初の話でいきなりお役所はこんな雑な仕事してるんだなと思ってしまいました。向上心と能力はないのにプライドが高くて面子を立てないといけない上層部の面倒くささ、給料をいただいている謙虚さのない上から目線な感じ。やる気と能力のある公務員がいても根回しができないと異端者として排除されてしまうのもよくあると思います。外から見てもそうですが、そこで働く人たちもいろいろ大変そうですね。県庁と仕事するときはこういった内部事情を考慮して一緒に仕事をしないといけないと教えられます。

環境が人を作るとは言うように、役所に勤めたらみんなそうなっていく環境がそこにはあるのですね。誰でもできるように縦割りマニュアル化してるからそのステップを踏まないと事が進まない。そのシステムを変えるのにはさらに苦労するからそんなこと誰もやりたくないということでした。